上野生まれのシャンシャン 好奇心旺盛でリンゴ好き、中国でのいま
香香(シャンシャン)は、2017年6月12日に上野動物園で生まれた雌のジャイアントパンダです。2023年2月に中国へ渡り、いまは四川省雅安市の雅安碧峰峡基地で暮らしています。
上野では好奇心旺盛で、竹の好みがはっきりしていて、リンゴが大好きな子でした。中国へ渡ってからは、着いたばかりのころの戸惑いを越えて、担当の飼育員と信頼を築いてきました。この記事では、上野動物園の発表と中国の報道をもとに、シャンシャンがどんなパンダなのかを紹介します。
シャンシャンはいま、雅安でどう過ごしている?
2026年6月12日、シャンシャンは9歳の誕生日を迎えました。基地には、およそ200人がお祝いに集まりました。担当の飼育員によると、昼間に竹を食べる時間が増えたとのこと。心も体も、中国に来た当初よりずっと良い状態だと話しています。食欲も上がり、体重も前の年より増えて、この時点で約110キロになりました。飼育チームは、健康的な体型を保てるよう、体重や健康状態を確かめ続けています。見学に来た人から見えやすい場所で、休んだり竹を食べたりする姿も増えました。
日本から会いに行くファンも絶えません。2026年4月には、十数人の日本のファンが朝からシャンシャンを待ち、静かにシャッターを切っていました。9月の香港の新聞は、東京から6回目の訪問というファンの声を紹介しています。最初は緊張していたシャンシャンが、いまは元気になじんでいる。その姿を見て、うれしく思ったそうです。
2026年9月29日からは、上野で生まれた双子の弟の暁暁(シャオシャオ)と妹の蕾蕾(レイレイ)も公開されました。3頭は同じエリアにいて、それぞれの区画で暮らしています。上野生まれのきょうだい3頭に、同じ場所で会えるようになったわけです。
(2026年9月30日 CGTN Japanese/AFPBB News、2026年6月12日 CGTN Japanese/AFPBB News、2026年4月25日 中国新聞網、2026年9月5日 星島頭條より)
シャンシャンのプロフィールと名前の決まり方
シャンシャン
日本での名前:香香(シャンシャン)
中国での名前:香香(シャンシャン)
性別:雌
生年月日:2017年6月12日
生まれた所:上野動物園(東京都)
両親:父 力力(リーリー)、母 真真(シンシン)
2017年2月27日に両親の交尾が見られ、6月10日の夕方から、母のシンシンは部屋の中を落ち着きなく歩き回るようになりました。職員は翌11日から、24時間態勢で見守りました。
6月12日の11時52分、職員が産室から赤ちゃんの声を確かめました。母シンシンは、赤ちゃんをなめたり、お乳をあげたりして世話をしました。赤ちゃんが鳴くと、抱き直して体勢を整えたり、なめたりする様子も見られています。その日の22時ごろには、赤ちゃんがお乳を吸う様子が初めて確かめられました。(2017年6月14日 上野動物園より)
最初の健康チェックは2日後の明け方で、体重は147gでした。性別はしばらく分からず、6月22日の検査で雌だと分かりました。
32万件をこえる応募から選ばれた、シャンシャンという名前
名前は、2017年7月28日から14日間、広く募集されました。集まった応募は32万2,581件です。
選考委員会は、応募の多かった100点から、国内外のパンダと同じ名前や、すでにあるキャラクターの名前などを除きました。そのうえで、投票で8点の候補を選んでいます。候補の中でいちばん応募が多かったのが、シャンシャン(5,161件)でした。
実は、応募の数だけで見ると、1位はルンルン(1万2,154件)で、メイメイ、ノンノンが続きました。ただ、この3つは候補の8点に入らず、その理由は発表されていません。
シャンシャンという名前は選考委員会でも高い評価を受け、商標の調査や中国との話し合いを経て、9月25日に発表されました。上野動物園は、「呼びやすく、漢字の『香』は花開く明るいイメージの名前」と紹介しています。
シャンシャンはどんな性格?好奇心旺盛で、竹とリンゴにこだわる
上野では、活発で好奇心旺盛
2歳の誕生日を前にした2019年6月、上野動物園の副園長は「シャンシャンは活発で、好奇心旺盛」と話していました。
中国へ渡る前の2022年11月には、園長が「シャンシャンは健康で、これまでに病気ひとつしたことはありません。時々やんちゃなことはあっても、穏やかな性格のパンダだと思います」と語っています。
エサを入れて、パンダが工夫して取り出す道具(フィーダー)でも、個性が出ました。上野動物園の飼育係によると、シャンシャンは母シンシンや妹レイレイと同じく「器用で、集中力がとても高い」タイプでした。
中国で見せる、はにかみ屋で上品な一面
中国に渡ってすぐの2023年4月、中国大熊猫保護研究中心(ジャイアントパンダの保護と繁殖・研究をおこなう中国の機関)はシャンシャンを「比較的、人見知りする」と紹介しました。四川の新聞も、シャンシャンを「ずっと、はにかみ屋なほう」と書いています。
その新聞の記事には、シャンシャンがゆっくりした足どりで姿を見せ、座って、お行儀よく竹の葉をかじり始める様子が書かれています。職員によると、朝ごはんの時間は、外に出て歩き回るのが好きな時間のひとつ。ほかの多くのパンダと同じだそうです。
2026年6月の報道は、シャンシャンを「お姫さま」のようだと伝えました。きれい好きで、しぐさも上品。もともと穏やかで、おとなしいパンダだと紹介しています。
竹の好みがはっきりしていたシャンシャン
上野では、モウソウチクやマダケ、シノダケなど4〜5種類の竹を、1日3〜4回に分けて与えていました。それでもシャンシャンは、たびたび竹を選り好みしました。
飼育係は、そのたびに食べそうな竹を選び直し、買った竹を食べないときは園内の竹を刈り取って与えました。えさの準備や掃除の間も上野のパンダたちの様子を気にかけ、24時間分の行動を記録したビデオを毎日見て、健康を保つことに役立てていたそうです。
竹の選り好みは、父リーリーを含め、上野のどのパンダにも大なり小なりありました。特に夏は、稈(かん。竹の幹のような部分)より葉を好むように思える、と上野動物園は書いています。ただ、パンダが何を基準に竹を選んでいるのかは、はっきり分かっていません。園は2021年9月の時点で、竹の成分を調べて理由を明らかにしようと、調査研究を続けていると紹介していました。(2021年9月4日 上野動物園より)
上野動物園の取り組みを取り上げた記事によると、園ではシャンシャンの選り好みの強さを、初めは個体差だと考えていました。けれども、そのあと生まれた双子の弟妹も、選り好みが強かったそうです。(2026年3月12日 CREA WEBより)
上野でも中国でも、大好物はリンゴ
シャンシャンの大好物は、上野にいたころから変わらずリンゴです。
2026年4月のある朝には、竹やタケノコの横を通り過ぎて、まずリンゴを選びました。両手で持って、ゆっくり味わう姿が伝えられています。(2026年4月25日 中国新聞網より)
同じ4月の別の日には、室内に用意されたリンゴを、わざわざ外へ運んで食べる姿も見られました。副食(竹のほかに与える食べもの)のパンダ団子も、外へ運んで食べています。(2026年9月20日 CREA WEBより)
おやつへの興味は、リンゴだけではありません。2026年1月20日には、窩窩頭(ウォーウォートウ。トウモロコシの粉で作る蒸しパン)のにおいを確かめる姿も撮られています。(2026年3月24日 新華社より)
一方、ニンジンは苦手です。上野動物園は中国の基地へ、「ニンジンは、すりおろしたほうが食べますよ」と伝えていました。
上野ではやぐらの上、中国ではほら穴の上で
上野では、屋外のやぐらの上や、屋内の台の上でよく寝ていました。中国の公開エリアには、ほら穴があります。2026年4月のある日は、ほら穴の上で昼寝をしていました。午後に、外にエサを置くため飼育員が「シャンシャーン!」と呼んで室内へ入れようとしても、横になったままだったそうです。(2026年9月20日 CREA WEBより)
シャンシャンのこれまでの歩み 上野の5年8か月から中国へ
上野での誕生から、中国で飼育員と信頼を築くまで。時期の順にたどります。
29年ぶりの赤ちゃんの公開は、抽選から
2017年12月19日、シャンシャンは母シンシンといっしょに初めて公開されました。上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃんの公開は、1988年の悠悠(ユウユウ)以来、29年ぶりです。
見たい人があまりに多く、最初は1日およそ400組を抽選で募集しました。申し込みが年内でいちばん多かったのは12月23日の回で、第1希望だけで5万7,585組にのぼりました。当選した人も、約20人ずつのグループで、1分ずつ見る形でした。
2018年2月には整理券による先着順に、6月5日からは列に並んだ順に変わり、少しずつ見やすくなっていきました。
母シンシンからのひとり立ち
パンダは本来1頭で暮らす動物で、野生では1歳半から2歳ごろに母親から離れます。シャンシャンも2018年11月13日から、4つの段階で母と離れる練習を始めました。
初めは、午前だけ別々に。11月20日からは、屋外では午前も午後も別々に。12月2日からは、お乳を飲むことの多い夜の間を別々に過ごす段階へ進みました。そして12月10日からは、1日中別々に暮らすようになりました。
ひとり立ちのあと、2019年2月には、健康管理のためのトレーニング(ハズバンダリートレーニング。動物が自分から検査などに協力できるよう教える訓練)も始めています。
5回延びた、中国へ渡る日
東京都と中国野生動物保護協会の約束では、シャンシャンの所有権は中国にあり、もとは満24か月(2歳)で中国へ返すことになっていました。2019年5月に、期限は2020年12月31日と決まります。
ところが新型コロナウイルスの広がりで、専門家が行き来できなくなりました。飛行機も飛ばず、運ぶ手段がなくなります。約2年の話し合いの間に期限は合わせて5回延び、2020年の暮れに中国へ渡るはずだったシャンシャンは、5歳になっていました。
上野動物園の園長は「もっと自由に木に登らせてあげたかった」「たくさんの種類のタケを給餌できればよかった」と振り返りながら、「別れはさびしいものです」とつづっています。園長は、シャンシャンが中国で相性のいいパートナーと出会うことを期待しているとも話していました。
5歳で初めての引っ越し
2020年夏、西園のパンダ舎ができたときに、両親といっしょに移る案もありました。ただ、その年の暮れには中国へ行く予定でした。短い間に何度も移るのは心と体の負担になるとして、シャンシャンは東園に残りました。
2022年7月4日、東園のパンダ舎の工事のため、シャンシャンは西園のパンダ舎へ移りました。東園を出るのも、車に乗るのも初めてです。
体重は2019年4月に50kgを超え、4歳の夏には90kgに届きました。102.6kgになったシャンシャンが入った輸送箱は、パンダ柄のフォークリフトでトラックに積まれました。フォークリフトの上では、柵を前足でギュッと握っていたそうです。
その後、シャンシャンは東園のパンダ舎へ戻りました。中国へ渡る前の数か月の観覧は東園のパンダ舎で行われ、旅立ちの朝もそこから出発しています。(2022年12月23日、2023年6月27日 上野動物園より)
旅立ちの前の検疫と、初めての発情
2023年1月21日、中国へ渡るための30日間の検疫(病気を持ち込まないよう、ほかの動物から離して健康を確かめる期間)が始まりました。検疫の間は、飼育エリアで防護服を着て作業します。初日にいきなり防護服で会わないよう、上野の飼育係は前もって防護服の一部を身につけたり、短い時間だけ着て会ったりして、慣らしていきました。
それでも全身白い防護服の飼育係に、シャンシャンは初めは少し驚いたり戸惑ったりしました。けれども、すぐにいつもどおりの反応を見せるようになります。飼育係は、見知った相手だと分かってくれたのだろうと書いています。(2023年3月27日 上野動物園より)
胸のレントゲン撮影は、1月23日は撮れた範囲が足りず失敗しました。1月30日も撮影の部屋に入らず歩き回っていましたが、好物のパンダ団子とリンゴで気持ちが切り替わり、約10分で撮り終えました。肺に異常はありませんでした。
翌日の1月31日、輸送箱に入る練習の最中に、シャンシャンはゆっくり後ろに倒れ、仰向けに寝転がってしまいます。飼育係は、ここで発情のしるしに気づきました。数日後には食べる量が大きく減り、さかんに鳴くようになります。血液検査でもホルモンの値がはっきり上がっていて、初めての発情だと分かりました。
2月中旬にはすっかり落ち着き、食べる量も一気に増えました。上野の飼育係は、このときのことを「よりによって旅立ちの直前に一皮剥けたすがたを見せてくるとは考えてもいませんでした」「こういうところがカリスマパンダたる所以なのかもしれません」と書き添えています。
2023年2月21日、旅立ちの朝
上野での最後の観覧日は2月19日でした。約2,600人の枠に、6万人以上が申し込んだと報じられています。
2月21日の朝6時、飼育係が何度か声をかけると、シャンシャンは少し眠そうに起きてきました。旅の途中や着いてからは食べられなくなるかもしれないと考えた飼育係は、出発前に好きなタケノコを与えました。「中国産だから予習になるかも!」と思いながら、つい多めにあげたそうです。
輸送箱に入ったあとは、この日のために用意した、父リーリーの形に似せたパンダ団子を食べました。7時14分、トラックで上野動物園を出発します。
成田空港では、知らない人が近づくと怒って吠えました。それでも、飼育係が声をかけると吠えるのをやめました。タケノコやリンゴ、母シンシンに似せたパンダ団子を静かに食べ、目を閉じて休もうとする姿も見せています。
中国へは、貨物専用機で向かいました。輸送箱は5つの面が網になっていて、中で立つ・座る・寝転ぶ・向きを変えることができます。上野動物園の職員2人が付き添い、竹などの食べものをたっぷり用意して乗り込みました。基地に着いたのは、中国の時間で21時54分。12分後の22時06分に、シャンシャンは箱から出ました。
中国で、担当の飼育員と築いた信頼
担当の飼育員によると、中国に来たばかりのころのシャンシャンは、部屋の中を走り回って低くうなり、周りを強く警戒していました。風の音や草が揺れる音にまで反応するほど、音にとても敏感でした。日本で生まれ育ったので、新しい住まいになじむまでに長い時間がかかったそうです。
この飼育員は、100頭以上のパンダを育ててきたベテランです。それでも、シャンシャンの敏感さには、ずいぶん心配したといいます。竹串にリンゴを刺して、そっと差し出す。近くの山を歩いて味の違うタケノコを掘り、好みを探る。1か月近く、1日も休まずに付き添いました。
基地のパンダ団子は水分が少なめで、シャンシャンは来た当初、食べませんでした。その後、食欲は戻ってきます。中国での検疫中の2023年3月15日の時点では、毎日竹5〜6kg、タケノコ8kg、団子800g、リンゴ2個を食べていました。(2023年3月27日 上野動物園より)
2023年3月22日に検疫を終え、8月には公開エリアへ。10月8日に一般公開が始まり、その日はタケノコを食べる姿を見せました。
7歳の誕生日の2024年6月12日には、日本のファン300人あまりが基地に集まりました。ファンどうしで「大きな声を出さないで、驚かせないで」と、日本語の小声で声をかけ合っていたそうです。シャンシャンが姿を見せると、ファンはうれしそうに小さく声を上げて、シャッターを切っていました。
その後も飼育員と少しずつ信頼を積み重ね、いまでは名前を呼ぶと、ゆっくり歩いて来るようになりました。お気に入りの小山の上で、ころころ転がる姿も見せます。物音で食べる手が止まっても、飼育員が「大丈夫」と声をかければ安心するそうです。2026年4月、担当の飼育員は、シャンシャンが「社恐」(中国のネットことばで、人見知り)から、だんだん「社牛」(人おじしない子)に変わってきたと話しています。(2026年4月25日 中国新聞網より)
年表で見るシャンシャンの歩み
- 2017年6月12日:上野動物園で誕生
- 2017年9月25日:名前がシャンシャンに決まる
- 2017年12月19日:母シンシンといっしょに初めての公開。最初は抽選で当たった人だけが、午前中の限られた時間に見られた
- 2018年2月1日:観覧が、抽選から整理券による先着順に変わる
- 2018年6月5日:観覧が、列に並んだ順に変わる
- 2018年11月13日:母シンシンから離れて暮らす準備を始める。12月10日から1日中別々に暮らすようになる
- 2019年5月13日:屋外の運動場を、母シンシンと時間で分けて使い始める
- 2019年5月31日:中国へ返す期限が、2020年12月31日に決まる(もとは満2歳ごろの予定だった)
- 2020年12月11日:新型コロナウイルスの影響などで、返す期限が初めて延びる。2022年11月までに、合わせて5回延びた
- 2021年6月23日:弟シャオシャオと妹レイレイが生まれる
- 2022年7月4日:東園のパンダ舎の工事のため、生まれて初めての引っ越しで西園のパンダ舎へ移る(中国へは東園のパンダ舎から旅立った)
- 2022年12月23日:中国へ渡る日が、2023年2月21日に決まる
- 2023年1月21日:中国へ渡るための30日間の検疫が始まり、1日中室内で過ごすようになる
- 2023年2月19日:上野での最後の観覧日。約2,600人の枠に、6万人以上が申し込んだと報じられた
- 2023年2月21日:朝7時14分にトラックで上野動物園を出発。成田空港から順豊航空の貨物専用機で飛び立ち、夕方5時すぎ(中国時間)に成都双流国際空港に着いて、雅安碧峰峡基地へ
- 2023年3月22日:中国での30日間の検疫が終わる
- 2023年10月8日:雅安碧峰峡基地で一般公開が始まる
- 2024年6月12日:7歳の誕生日。雅安碧峰峡基地に、日本の旅行会社の人約20人と日本のファン300人あまりが集まってお祝い
- 2024年9月29日:両親のリーリーとシンシンが中国へ帰る
- 2024年12月7日:両親が、中国に帰ってから初めて公開される。母シンシンはシャンシャンのほぼ隣のエリア、父リーリーはその少し先のエリア
- 2026年1月28日:弟シャオシャオと妹レイレイが中国に着き、同じ雅安碧峰峡基地へ
- 2026年6月12日:9歳の誕生日
- 2026年9月29日:弟と妹も一般公開が始まり、3頭が同じエリアで見られるようになる(それぞれ別々の区画で飼育)
シャンシャンの家族は?両親と双子の弟妹
両親
リーリー(父)
日本での名前:力力(リーリー)
中国での名前:比力(ビーリー)
性別:雄
生年月日:2005年8月16日
現在の状況:臥龍神樹坪基地(公開)
(2026年7月30日 新華社、2026年9月26日時点の来園者の観覧記録より)
シャンシャンときょうだい
名前のない兄(2012年生まれ)
性別:雄
生年月日:2012年7月5日
現在の状況:2012年7月11日、肺炎のため生後6日で亡くなりました
(上野動物園の発表より)
シャンシャン(本人)
日本での名前:香香(シャンシャン)
中国での名前:香香(シャンシャン)
性別:雌
生年月日:2017年6月12日
現在の状況:雅安碧峰峡基地(公開)
※現在の状況の出どころ:とくに書いていないカードは、2026年9月30日 CGTN Japanese/AFPBB Newsより
※パンダの飼育場所や公開方針は今後変更される可能性があります。最新情報は飼育施設の公式発表をご確認ください。
シンシンはリーリーとの間に3回出産し、シャンシャンと双子の3頭が育ちました。
両親は、どちらも19歳になり、高齢のため血圧が高いなどの問題が出ていました。日本と中国の専門家が相談しながら薬で治療していて、食事や毎日の活動はふつうでした。よりよい世話と治療を受けられるよう、予定より早く返すことが決まり、2024年9月29日に中国へ渡りました。(2024年9月29日 新華網より)
2024年12月には、母シンシンがシャンシャンのほぼ隣のエリアで公開され、母娘がすぐ近くで暮らす時期もありました。父リーリーは2025年1月、繁殖に向けて別の基地へ移ったと報じられています。
母シンシンは2026年9月の時点で、高齢のため基地の非公開のエリアにいて、飼育員に健康を見守られながら穏やかに過ごしています。タケノコもよく食べ、血圧は日本にいたときより低めで安定しているそうです。担当の飼育員は「20歳を超えているとは思えないほど歯が丈夫で、よく食べる」と話し、食べすぎないよう量を調整しています。(2026年9月30日 CGTN Japanese/AFPBB Newsより)
弟のシャオシャオと妹のレイレイは、2026年1月28日に中国に着き、姉と同じ基地にやって来ました。2026年9月の時点で、音に敏感なところがあるシャオシャオには、防音のガラスを付けるなどして、静かに過ごせるようにしています。お気に入りの屋根のある場所で寝ている姿も、よく見られます。レイレイは飼育員を見つけると自分から近づいてきて、パンダ饅頭やリンゴをねだります。副食の中では特にパンダ饅頭が好きで、ニンジンやリンゴより先に食べるそうです。(2026年9月30日 CGTN Japanese/AFPBB Newsより)
シャンシャンに会える場所
シャンシャンは、中国・四川省雅安市の雅安碧峰峡基地で公開されています。(2026年9月30日 CGTN Japanese/AFPBB Newsより)
基地は雅安の市街から18kmほどの山あいにあり、広さは約70haです。日本のファンが多く訪れることから、基地には日本語の解説員と日本語の案内が増えました。日本のファンの声を受けて、シャンシャンを見る場所には休むためのベンチも置かれています。(2025年7月11日 四川在線より)
中国の旅行の窓口は、2026年6月の時点で、日本の人は30日以内ならビザなしで中国へ行けると紹介していました。
※公開・非公開やビザの扱いは、急に変わることがあります。行き方・開園時間・入場料とあわせて、お出かけ前に施設の公式発表や旅行会社で最新の情報をご確認ください。
9歳になったシャンシャン
上野で5年8か月を過ごし、中国へ渡って3年半あまり。初めは音に敏感で落ち着かなかったシャンシャンも、いまは飼育員を信頼し、大好きなリンゴを両手で持って味わう姿が伝えられています。2026年秋からは弟と妹も同じ基地で公開され、雅安に行けば上野生まれの3頭に会えます。
パンダプラネットには、生後5か月ごろのシャンシャンの座り姿を本物そっくりに再現したぬいぐるみをはじめ、シャンシャンのTシャツやカレンダー、缶バッジなどがあります。興味がありましたら、下のグッズもご覧ください。
シャンシャンの家族の記事
パンダプラネットのシャンシャングッズ
シャンシャンのグッズ
シャンシャンと家族のグッズ
弟 シャオシャオと妹 レイレイのグッズ
お父さん リーリーとお母さん シンシンのグッズ
出典
※本記事は、上野動物園(東京ズーネット)の発表と、新華網・中国新聞網・CGTN Japanese・四川の地元紙などの報道をもとに、出典を確認のうえ作成しています。
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シンシン」出産!」(2017年6月12日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[1]」(2017年6月14日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シンシン」出産その後[5]6/22に3回目の身体検査。子はメスと判明」(2017年6月23日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ赤ちゃんの名前応募状況」(2017年8月17日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダの赤ちゃんの名前は「シャンシャン」(香香)に決定!」(2017年9月25日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「12/19 ジャイアントパンダの母子を公開します」(2017年11月22日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「12/6からジャイアントパンダ「シンシン」と「シャンシャン」の観覧申込(抽選制)を受け付けます」(2017年11月30日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「6/5からジャイアントパンダの観覧方法を「列に並んだ順にご案内」に変更します」(2018年5月25日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」ひとり立ちのための準備を始めます」(2018年11月1日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「5/13 ジャイアントパンダの展示場所を変更します」(2019年5月8日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「シャンシャンの返還期限は2020年12月31日に決定」(2019年5月31日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ保護研究実施の協力協定の延長とシャンシャン返還期限の延期について」(2020年12月11日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダの近況[62]」(2021年1月13日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」の返還期限が2021年12月31日に延期されました」(2021年3月26日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「「シャンシャン」と「リーリー」の近況と飼育の工夫」(2021年9月4日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「限りない挑戦[11]シャンシャンの中国への渡航について」(2022年11月25日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」の返還日が決まりました」(2022年12月23日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」の観覧方法について」(2022年12月23日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「【近況更新】シャンシャンの中国返還について──無事に到着しました」(2023年3月27日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」の検疫と旅立ち(1)」(2023年3月27日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」の検疫と旅立ち(2)」(2023年5月6日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シャンシャン」の検疫と旅立ち(3)」(2023年6月27日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダの赤ちゃん誕生!」(2012年7月5日)
- 上野動物園(東京ズーネット)「ジャイアントパンダ「シンシン」の子が死亡しました」(2012年7月11日)
- 東京都「ジャイアントパンダ「シャンシャン」満2歳に」(2019年6月)
- 東洋経済オンライン「上野の「シャンシャン」初の引越しを追ってみた」(2022年7月8日)
- 女性自身「【パンダクイズ】誰でもわかるシャンシャンの見分け方」(2022年12月30日)
- 新華社/熊猫頻道「大熊猫幼仔“香香”亮相东京上野动物园」(2017年12月20日)
- 北京日報「“香香”回国,“丫丫”受关注,海外大熊猫近况如何?一起来看」(2023年2月22日)
- 四川在線「笼箱空间大、饮食无忧、饲养员陪同旅日大熊猫香香乘坐专机顺利回国」(2023年2月21日)
- 新華網「旅日回国大熊猫“香香”与公众见面」(2023年10月9日)
- 中国新聞網/熊猫頻道「日本大学生中国“探亲”大熊猫:把心留在了四川」(2024年3月11日)
- 華西都市報「大熊猫“香香”7岁生日 日本粉丝赴川送祝福」(2024年6月13日)
- 新華網「旅日大熊猫“比力”“仙女”启程回国」(2024年9月29日)
- 四川在線「碧峰峡挤满了日本游客,原来是为它而来」(2025年7月11日)
- 新華網「大熊猫的“守护者联盟”」(2025年11月20日)
- 中国大熊猫保護研究中心/熊猫頻道「我国旅日大熊猫“晓晓”“蕾蕾”顺利回国」(2026年1月28日)
- 新華網「旅日大熊猫“晓晓”“蕾蕾”回到家乡四川」(2026年1月28日)
- 川観新聞「到家啦!旅日大熊猫“晓晓”“蕾蕾”顺利抵达四川」(2026年1月28日)
- 新華社「パンダのシャンシャン、蒸しパンむしゃむしゃ 中国四川省」(2026年3月24日)
- 中国新聞網「归国大熊猫“香香”乐享蜀地生活 日本“粉丝”跨洋“追星”」(2026年4月25日)
- CGTN Japanese/AFPBB News「シャンシャン9歳の誕生日 ファンの願いは「幸せでいてほしい」」(2026年6月12日)
- 中国駐東京観光代表処「「シャンシャンファミリー誕生会と ジャイアントパンダ保全イベント」を東京で開催」(2026年6月15日)
- One Way Street Tokyo「シャンシャン9歳!「毎週シャンシャン」写真展」
- 星島頭條「旅日大熊猫「香香」回国逾3年人气不减 日本粉丝组团跨海「追星」」(2026年9月5日)
- CGTN Japanese/AFPBB News「シャオシャオとレイレイ、四川・碧峰峡基地で一般公開 飼育員が近況を語る」(2026年9月30日)
- 新華社/チバテレ+プラス「パンダのシャンシャン、おやつを取り出せるかな 中国四川省」(2026年10月1日)
- CREA WEB「「リーリーは比較的すぐ…シンシンは時には装置を」上野動物園がパンダの個性に合わせて取り組んだ飼育方法とは?」(2026年3月12日)
- CREA WEB「「シャンシャンが一番かわいい」現地のファンも熱狂!近くには弟が…上野で生まれた3頭が“同じ場所に”《シャオシャオ&レイレイの公開予想と観覧のポイント》」(2026年9月20日)
- 四川省芸術創作促進中心「日本粉丝团“大熊猫‘香香’家族再会之旅”圆满结束」(2024年12月9日)



























